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  • 執筆者の写真あさぬま和子

5/20『愛媛の新型コロナ対策とアフターコロナ』

更新日:2020年5月25日

 久しぶりの更新になります💦。

 愛媛では、新型コロナウイルス感染症に対する非常事態宣言が解除されましたが、まだまだ油断することはできません。

 皆様もくれぐれも三密を避け、気を緩めることなく対応して参りましょう。


 さて、『愛媛の新型コロナ対策とアフターコロナというテーマで、松山中央倫理法人会の水曜日モーニングセミナーで、お話をさせていただきました。

 松山中央倫理法人会としては初めてのZOOMによるオンラインセミナー。

 みんなが慣れておらず、アクシデントもありましたが(私が一番バタバタ😊、なんとトトが脱走して中断‼️😵)、これから良いものになっていくと思います。


今回話をさせていただいた内容は以下の3点です。

・県内の現状とその対策

・新しい生活様式

・アフターコロナと農業


【県内の現状とその対策】

 現在は「ウィズコロナ」「アフターコロナ」というフェーズに日本中が対応していかなければならない状況です。

 こんな社会状況で経済活動を止めてしまっては人の命に関わってまいります。

 愛媛県では、県民に対して様々な支援策が用意されておりますが、しかしまだまだ周知されておらず、知らずに苦労されている方が多くおられます。

 まずはセミナー参加者の方に支援策や救援ホットラインを紹介させていただきました。


新しい生活様式

 外出を自粛する。手洗いうがいの徹底。ソーシャルディスタンスのキープ。

 こんな状況の中で、生活様式は明らかに以前とは生活や社会状況は変化しました。

 それに伴い、影響を殆ど受けなかった方々がいらっしゃる一方、今までやってきた経済活動では立ち行かなくなってきた方々が多くいらっしゃいます。

 何とか持ちこたえ、乗り切っていく努力をしなければならない一方、新しいアイデアを出し、状況に対応して変化させていかなければなりません。


 『シン・ニホン』という本の著者、安宅 和人(アタカカズト)さんによると、日本人には『妄想力』という強みがあります。

 例えばドラえもんのポケット。😊

 日本人は、GAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)のようなビッグデータではなく、「こんなものがあったらいいな」という妄想に小さな頃から触れ、『ウオークマン』を産み出し世界をリードしてきました。

 実際インターネットショッピングやUberEatsのようなデリバリー、飲食業のテイクアウト産業の重要性は、コロナ前には想像もできなかったですね。

 このようにこんな状況だからこそ、例えば『どこでもドア』『翻訳コンニャク』『暗記パン』のように「こんなものがあったらいいな」という発想で対応していくことが必要になってくると思います。

 家にずっといて、3食自炊するのも疲れます。デリバリーやキッチンカーが住宅地に来てくれると喜ばれるかもしれません。また食だけではなく、美容師さんや整体師さんにも感染対策をして自宅に来てもらい、施術をしてもらうようになるかも知れません。

 きっと新しいサービスがきっとそこら中で生まれるのではないかと思います。


 また、イギリスの経済学者ケイト・ラワースさんの書かれた

『ドーナツ経済学が世界を救う』という本を最近読みました。

 次に挙げる2つの図は、最初のものが現在の私たちの社会、次が理想の社会です。

 私たちはこれまで、所得の増えることが個人の幸せであり、経済成長が大事なのだと教わり、それを信じてきました。

 しかし今は最初の図のとおり、貧困、飢餓、不健康など社会的な土台は脆く、環境的な上限では、気候変動や土壌の汚染などが進んでいます。

 私たちは現状から脱却し、子供たちのためにドーナツの中身におさまることを目指して『持続可能な未来』をつくっていく必要があります。

 最近よく話題になる、SDGs(持続可能な開発目標)とよく似ていますね。

 新型コロナウイルスによって、否応なしに新しい生活様式に変わらざるを得ません。

 逆転の発想で、経済成長しなくてはならないという思い込みから脱却し、安全で公正な範囲のなかでバランスの取れた未来を目指すべきではないでしょうか。


【アフターコロナと農業】

 そもそも私が県議会議員選挙に出馬した主な理由は、食の安全を守りたいということでした。去年の一般質問では、種子法廃止と種苗法改正について述べさせていただきました。

 そして現在、コロナの影響による世界的パンデミックで、一部では食料の輸出制限などが行われているようです。

 FAOとWHO(世界保健機関)、WTO(世界貿易機関)は、「食料供給への潜在的な影響や世界貿易・食料安全保障への意図しない結果を最小限に抑えるように注意を払わなければならない」と過度な輸出制限をしないことを各国に求める共同声明を発表ました。

 しかし自国民を飢えさせるわけにはいかないため、いざとなったらどうなるか分かりません。


 こんなときに農業という一次産業が弱い国はどうなってしまうのでしょうか。

 持続可能な農業によって、国内で農業を営むことことはもちろん、種を国内で採り、肥料や農薬の原材料を他国に頼らず、家畜の試料も国内でまかなう体制をとることが必要不可欠ではないでしょうか。

 現在愛媛には耕作放棄地が多くあり、地方の産業の担い手が不足しております。これからの社会の変化を妄想すれば、そちらにシフトしていくことも一つの考え方ではないかと思います。

 下の写真はかつてのキューバ危機の際に、輸入を全面シャットアウトされた状況で、いかに食糧危機を乗り切ったのかという本です。

 当時のキューバは、現在の日本同様食料自給率は40%未満でした。


 最後に…。


 今回の新型コロナウイルス感染症の現状を知り、台湾より県の医療関係者にサージカルマスク56,000枚、医療用マスク3,780枚、防具服720枚、フェイスガード600枚を寄付していただけることになったことを報告させていただきます。

 台湾は、あまり知られておりませんが、東日本大震災の際にも日本におよそ50億円の寄付をして下さり、実際に日本に来て配っていただきました。


 私も微力ながら、愛媛県のコロナ対策に少しでもお役に立つ事が出来ればと思っております。しかし一人の力では大きなことはできません。

 皆様の声やアドバイスをいただき、少しでもお役に立てるように精進して参ります。😊


 共により良い未来を子供たちに残せるように進んでまいりましょう‼️😊


 『うちカフェMIKE』は営業自粛中ですが、お気軽にお問い合わせくださいね。


                                  みけ

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