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  • 執筆者の写真あさぬま和子

6/29第369回愛媛県議会定例会一般質問②〜花き業界支援〜

 一般質問報告第2回目は、花き業界の支援についてです。


<質問②>花き業界への支援への取り組みについて


 次に、新型コロナウイルスで大きな影響を受けた、花き業界への支援について、お伺いします。

 今年の3月以降、新型コロナの感染拡大の影響で、卒業式や入学式、送別会や歓迎会などの多くのイベントが相次いで中止されたことにより、花きの需要は大きく落ち込みました。

 私の自宅近くのお花屋さんでも、「道後中学校の卒業式が中止になりました。お花を入れる予定だったのですよ。」とオーナーさんが寂しそうに言われておりました。そこに並んだ、たくさんの行き場を失ったお花たちも、とても寂しそうに見えたのを記憶しております。 本来なら、3月、4月は花がとてもよく売れる時期になるのですが、その大切な時期に、花き農家は販売先を失い、価格も大きく下落し、さらには、事業者の休業や外出の自粛なども追い打ちをかけ、切り花の平均単価は、過去10年間で最安値になり、一時は価格も半値以下、出荷量も半分程度に落ち込んだと聞いております。

 5月10日には、「母の日」があったため、需要が喚起され単価は若干上昇したものの、その後は再び下落しており、生産者である花き農家と流通に携わる生花店などは、先行きが見通せず経営継続が危ぶまれるなど、花き業界全体が非常に厳しい状況となっております。

 私は、「今私たちができることをやろう」という思いから、県議会事務局の控室や自宅にも花を飾ったり植えたりしました。うちの愛犬も、花を飾ると、近づいて香りを楽しんでいるようにも感じます。花を見ることや素敵な香りを楽しむことで、私たちは、ずいぶんと癒されたり、元気をもらったりしてきていると感じております。 このように、花きには、人の心を豊かにする大変すばらしい魅力があります。また、自宅に花きがあることで、自然と触れ合うことができ、新型コロナの影響で過ごす時間が多くなった自宅での生活も、より彩り豊かなものになると思います。新型コロナの影響もあり、日常生活にストレスを抱える方も多く、人の心も不安定に陥りやすいこの時期だからこそ、今一度、花きの魅力を再認識し、消費を増やし、花きにあふれる社会にすることで、県民の心を豊かにし、幸せな社会をつくっていくことが大切ではないかと考えます。

 このような中、県では、4月補正予算において予算化した「花き活用拡大支援事業」を活用し、需要喚起に向けた様々な取組みを行われているとお聞きしており、その効果に大変期待しているところです。

 そこで、お伺いします。 県は、花き業界への支援について、今後どのように取り組んで行かれるのか、お聞かせください。


<県からの回答>

 主要な販売期のひとつを失った花き業界への支援策として、現在県内全市町における、のべ7,300教室での花活けの設置により、需要創出を図っている。

 また、ニュース番組での装飾やJR松山駅での大型オブジェの展示により、県産花きの魅力発信を行なっている。

 さらに、卓上のマイスタンドブーケを試験的に配布、職場や家庭における新たな需要の拡大に取り組んでいる。

 今後はインバウンドを見込み、道後温泉での大型オブジェ設置や、おもてなしとしてホテルや旅館におけるいけばな体験をしていただこうと考えている。

 これらの対策によって、約20万本の需要を見込んでおり、県産花きに触れ親しみ、愛媛の花のファンになっていただく好循環を産み出していきたいと考えている。


 <所感>

 花きは人々の心を癒し、満たすことのできる効果があり、こんな時だからこそ大切にしていかなければならない業界です。

 県と協力し、新たな需要を作り出していく必要性を改めて感じました。

 また、コロナの影響でダメージを受けているのは花き業界だけではありません。

 オール愛媛でこの状況を乗り越えていかなければなりませんね。

 上の写真のこの子たちは、この期間中うちのカフェに来てくれたお花です。

 私の心を癒してくれています。😊


 次回は学校におけるICTを活用したリモート教育についてです。

                              みけ


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