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  • 執筆者の写真あさぬま和子

7/21『山鳥坂ダム周辺工事の、トンネル内視察』

 皆さん、これだけは、知ってて欲しい。

 今回はそんな記事です。

 

 大洲は今日、33度。夏日☀️

 鹿野川ダムのさらに上流、先日一般質問をした、肱川水系整備計画の中の山鳥坂ダムの周辺のトンネルを見てまいりました。


 ご存知のように、先日来の豪雨によって熊本県の球磨川水系が氾濫し、多くの犠牲者や被害が出ました。

 また愛媛県においても、一昨年の西日本豪雨災害によって尊い命が失われ、甚大な被害がでたことは、みなさんの記憶に新しいことだと思います。

 今後の異常気象による豪雨災害対策として、治水は避けては通れない問題であることは間違いありません。

 実は、山鳥坂ダム周辺のトンネル工事は、今、作業が停まっています。  トンネルの岩盤から、国の定める基準以上のおそらく天然の、『フッ素』と、『ヒ素』が検出されました。 (基準は超えていますが、危険な毒性ではない軽い基準超えとのことでした)  その大量の土石の処理、廃棄方法も、これからのようです。  工事をされている方々が、とても親切にいろいろ教えてくださいました。

 ただ、このトンネルのある場所は、天然の豊かな広葉樹の『緑🌳のダム』のある場所です。  また、ヤイロ鳥や、クマタカなどの絶滅危惧種、希少動物の住処でもあるところ。  自然のダムである広葉樹林が壊され、そして、希少動物のすみかも奪ってしまうそんな計画は、果たして本当に必要なのでしょうか?


 さらにこの周辺は、非常に岩盤がもろく、土砂災害の起きやすい場所でもあります。  山では、ボーリング調査もしておりました。

 深い深い山奥の、ダム計画がなければ作らなかっただろう、大きなトンネル。  今工事が止まっているその巨大なトンネルから、出る大量の土石。  ヒ素やフッ素が流れて出ないように、ブルーシートをかけてます。

 その巨大なブルーシートの丘をみて、言葉を失い、涙が出そうになりました。  置く場所も考えなくてはいけない土石を前に、森に向かって、「痛々しいほどのその大量の土石を人間が掘り出してしまってごめんなさい」と心の中で言ってました。


 ダムによる治水は、ある量までは一定の効果はありますが、緊急放流を行わなければならなくなった場合、一昨年の豪雨水害のように甚大な被害をもたらします。

 まず必要なことは、広葉樹林による『緑🌳のダム』で保水し、河床掘削によって流量を確保し、決壊や越水をしないよう堤防を強化することです。

 これからも来るであろう、爆弾低気圧、台風にダム災害が起きないよう、地滑りが起きないよう、どうか地球🌏に最もいい方法をどうすれば、この問題について検証し直すことができるかと、そんなことをぐるぐる模索した1日でした。

                               みけ


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